平成15年10月26日（日）、都立砧公園・ねむのき広場にて、世田谷区と世田谷区獣医師会主催の「動物フェスティバル」にアナイスも参加しました。
当日は晴天に恵まれ、早朝からたくさんの人と犬が会場に集まりました。
アナイスの今回の参加目的は「人と動物の防災の大切さを伝えるためのパネル展示」と、「防災アンケート調査」の実施、「新規会員獲得」でした。
「アンケートはあまり集まらないのでは…」という不安をよそに、大勢の人に協力して頂き、最終的には382件もの回答を得ることができました。
中には、「大切なことですよね」と声を掛けて下さる方もいました。
アンケートの回答をみてみると、「同行避難」という言葉を知らない人が大半をしめ、防災用品（動物の物も含める）を用意している家庭も少ないのが現状でした。
「同行避難」という言葉を聞いたことがないほどですから、ご自分が住んでいる地域が災害発生時のペットの避難に対し、どのような取組みをしているかも当然認識はありませんでした 。
しかし、「災害が起きた際、飼育している動物をどうしますか？」の問いに対し、ほとんどの方が「連れて避難をする」という回答を得ています。
結果として「防災対策」について関心をもたれている方は多いけれど、具体的には対応策を考えていない方が多い、ということがわかり残念でしたが、今回のアンケート調査や、配布したパンフレットがきっかけとなって、ご家庭で話し合いや対策を考えていただければと思っています。
また、動物を飼っていない方にもアンケートを取りましたが、動物を連れて避難するという事に対しては賛成の声が多かったです。
しかし、そこには「マナーを守ること」「しつけをきちんとしておく事」などの条件が入ります。
これは災害時の時に限らず、日ごろから飼い主として最低限やっておくことです。人と動物が気持ちよく共生していけるように、また「同行避難」を受け入れてもらえるように、飼い主の方が皆さん責任をもって行動しなければと思いました。
最後に、今回のアンケート結果を集計分析し、今後の活動につなげていければと思います。 （リポートK・I）
＊＊＊リンク＊＊＊
今回行われた、防災意識アンケート調査集計報告(当サイト内）
http://www.animal-navi.com/wp/cat00/2003102602/