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水害 |
大もとの災害がなんであれ、それに附随する雨が引き起こす被害は様々な形になって現れます。 山際、崖際では土砂崩れ、川沿いでは土石流や鉄砲水、河川の氾濫、浸水、どれも命に関わる大きな災害です。 降水量なら天気予報で予測できますが、裏山がどんなタイミングで崩れるかは様子をみながら人が判断するしかありません。 飼い主にとっても命に関わる事態ですから、細心の注意と早めの避難を考えましょう。 避難が必要な場合、繋留中の犬などは増水で溺れたりする場合もありますので、必ず同行避難してください。 また、増水時の避難場所を用意しておいてあげてはどうでしょうか? 都市型の水害によくある、アスファルトに覆われた道路面で水が吸収されず、一気に増水するパターンなどは、そこに住んでいるご自分が一番良くわかっているはずです。 自分の住環境に応じたシミュレーションをすることが大切です。避難時に船を使わなければならない程の増水をしている場合、大型犬は抱けませんから犬を泳がせたり人間が支える必要が出てきます。 犬用アウトドアグッズで役にたつのが、ライフベストやフローテーションベスト。 リードを付けられるタイプの物もあります。 避難の過程で流れに巻き込まれないように、常に注意を払っておいて下さい。 |
雪害 |
雪の多い地域では例年の経験から対策がとられていると思いますが、普段は雪が降らない地域での突然の大雪には、人間も公共交通機関も立ち往生するのが都会的特徴です。 たいていの場合、「こんなに積もると思わなかった」というパターン。 一般的に屋外飼育の多い犬や猫でも比較的寒さには強く、暑さに比べ命に関わるような事態になることは少なし、避難することもないかと思います。 豪雪地帯での雪による被害といえば、家屋や樹木の倒壊、雪崩などになりますが、都心では二次的な被害に注意しましょう。 雪掻きをした雪が歩道に積み上げられていて、車道を歩かなければならない 雪で車がスリップをする 自分が滑って転ぶ 犬の散歩の際には充分注意して下さい。 軒先きで飼われている犬は、陽が登り弛んできた屋根からの落雪に気をつけましょう。 落雪での怪我はないでしょうけれど、驚いて逃げ出したりすることもありますから。 |
風害/酷暑 |
//風害// 農作物には大きな被害がでる風害ですが、動物にとっては被災というより「辛い状況」といったほうが良いかも知れません。 屋内で暮らす動物たちにはあまり心配の必要はありませんが、屋外の動物舎、鳥小屋、犬小屋などは風に耐えられる強度の確保と、動物たちが自分で動いて風が避けられるような工夫をしておきましょう。 突然の突風や竜巻きなどは予測のしようがありません。 外の小屋などは地面に固定し、風で持ち上げられないようにしておきましょう。 小屋の回りの資材や植木鉢など、風で落下したり倒れて来ないように、動物の周りに崩れ易いものをおかないのは地震の注意点と同じです。 参考:動物の防災「用意しておくこと」 //酷暑// これは、とても身近でなおかつ深刻な災害です。 飼い主に悪気はなくてもちょっとした油断が動物を死なせてしまうこともあるのです。 日陰のない飼育場所。 エアコンの切れてしまった車内。直射日光のあたる窓辺。 特に都会はコンクリートとアスファルトで覆われ、いたるところからエアコンの室外機の排気が出ています。陽が落ちても焼けたアスファルトは長時間熱を持っています。 外で係留された犬や囲いの中で飼われている動物、 窓辺に置かれた鳥かごや小動物のケージなど、 動物たちに逃げ場がない状況にしている場合は、その環境の温度の変化に注意しましょう。 |
リンク |
04年台風23号、ボランティアレポート(当サイト内) http://www.animal-navi.com/navi/info/event_028.html 04年7・13水害、新潟ボランティアレポート(当サイト内) http://www.animal-navi.com/navi/info/event_023.html 台風23号水害ボランティアレポート(当サイト内) http://www.animal-navi.com/navi/info/event_028.html |