アナイスでは、活動拠点である港区の「NPO活動助成金」交付支援を受け、被災地の事例から学び、今後の動物の防災を考えるための冊子「動物防災の３Ｒ　準備と避難と責任と（仮）」を制作しています。

この発行に併せ、2015年3月1日に「ペットの避難事例セミナー　〜大規模災害の被災地で起こっていたこと〜」を開催しました。

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「避難事例セミナー」と題した今回のセミナーは、過去におきた大規模災害でどのような問題点があったか、実際の事例を皆さんにお伝えしていくことを中心に行いました。
この「問題点」とは、動物を救援するボランティアの目線だけでなく、被災者である飼い主目線でのトラブルでもあります。

そのトラブルを客観的に、また法的にどのように解釈したらよいかを、事案ごとに専門家にお聞きし、発表していきました。
さらに、その解釈を踏まえて、アナイスからトラブルを防止するための方法をご提案をさせていただく形でセミナーを進めていきました。

アナイスから提案をするだけでなく、参加者の皆さんの意見もたくさんお伺いすることができ、アナイスとしてもとても勉強になる時間となりました。

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今回のセミナーでご紹介したようなトラブルが起こる原因の一つが、災害時における動物保護に関する明確なルールが定まってないことにあると思われます。
アナイスでは、セミナーをはじめ様々なイベントや書籍の発行を通して、トラブルや課題を明確にし、広く社会に発信していくことで、大規模災害発生時に法的秩序を保った活動や避難が行えるようになってほしいと考えています。

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この日、行政の方からボランティア活動をしている方、一般の飼い主さんまで分野に関わらずにたくさんの方がお見えになりました。

今回のセミナーが、皆さんそれぞれの立場から、今後の人と動物の防災について検討するお役にたてていただけたら嬉しく思います。