9月8日(日) 板橋区防災セミナー
テーマ「東日本大震災から2年〜被災地の現状は〜」
9月8日(日) 板橋区・コアシティ西台集会室で、同マンション主催の防災セミナーが開催され、アナイスから講師派遣を行いました。
当日は住居者の防災訓練が午前9時〜10時まで例年通り行われ、防災訓練終了後の10時〜正午まで平井代表によるセミナーが開始されました。
東日本大震災から2年半たった現在の被災地の現状を、沢山の画像を交えながら話は進んでいきました。
大きな組織力のあるマンションでは、普段からコミュニケーションを図ることにより、災害時の「共助」がスムーズに行われることがメリットになります。
一方、近隣住民とのコミュニケーションや、町内会への参加の有無などは、地域の共助を考える際に必要なことですので、平常時から取り組んでおく必要があります。
また、住居者の年齢層や家族構成などを最低限把握することで、災害時の避難の問題点が把握でき、対策として避難の際のマンション内での声掛け(共助)が行えます。
更には必要な備蓄物資も見えてくるでしょう。
その他、各ご家庭の家族構成やライフスタイルによって、それぞれの避難の方法も考えておかねばなりませんし、家族ごとの備蓄品も必要になってきます。
災害が発生した時の連絡方法も1つだけに拘らず、幾つかの方法決めておき、日中、家族が別々の場所にいたとしても、安全が確認でき、無事に再会できるよう、十分話し合っておくことが大切です。
「まずは、家族の防災対策会議からスタートしてください」との提案に、参加者は深く頷いていらっしゃいました。
また、今回のセミナーは、ペット飼育不可のマンションでのセミナーでした。
しかし、災害が発生し避難した場合、避難所には動物を連れて避難してくる飼い主さんも必ずいると想定されますから、そのような場面に遭遇した場合、どうしたら良いか、という対策法も合わせて提案されました。
「動物アレルギー」「動物の苦手な人」と、「飼い主さんと避難動物」とが適切に住み分けしながらも、同じ被災者であるという事を頭の片隅に置き、お互いのルールを守り協力し支え合う事も不可欠だということがお伝えできたのは、大きな成果だったと思います。
防災セミナー終了後、参加者の皆様方に「非常に参考になった」と嬉しい言葉を掛けて頂きました。
コアシティ西台の皆様ありがとうございました。
仙台市が東日本大震災の教訓を踏まえ、マンション管理組合による組織的な防災活動のルールづくりなどの参考とするために作成した
「分譲マンション 防災マニュアル作成のてびき」
http://www.city.sendai.jp/sumiyoi/sumai/mansion/bousaimanual_sakusei_tebiki.html
NPO法人 アナイス
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