2013年8月10日(土)、アナイスより静岡県掛川市・焼津市に講師を派遣しました。
連日のように観測史上最高気温が発表される中、集まっていただいたみなさまは被災地で起こった出来事を例に挙げてのペットの防災対策を、熱心に聴講されていました。
午前10時から掛川城の北側に位置する、竹之丸研修室において、「KCSC掛川猫サポーター倶楽部によるペット文化向上啓発事業〜ワンワン・にゃんにゃんと創るライフセミナー〜が開催されました。
掛川市民のみなさまを対象に「地域の皆様と協働して『人とペットの愛護文化』はどう創る?」をテーマとし、子供とペット、お年寄りとペット、ボランティアの役割、ペットの防災など、多岐にわたる講演内容となりました。
会場となった竹之丸研修室は、もと掛川の豪商の自宅を改装した建物で由緒ある歴史的文化財です。
掛川市から委託を受けたボランティアグループにより管理運営されており、地元の文化遺産への愛情が強く感じられる会場に、自治体と民間団体の協働の好事例だと感じました。
KCSC掛川猫サポーター倶楽部からは、「人と動物の共生を考えていく上で今後は猫以外の動物も視野に、市民の草の根運動として息長く活動を続けていきたい」との講評をいただきました。
KCSC掛川猫サポーター倶楽部のスタッフのみなさま、暑い中早朝からの準備、本当にお疲れ様でした!
午後2時からは焼津市総合福祉会館(ウェルシップやいづ)において、「まち・人・くらし・やいづワンニャンの会」による焼津市市民公益活動事業「大規模災害の被災地に学ぶペットの防災対策」市民公開セミナーが開催されました。
同じ会場で、福島警戒区域内の動物たちの様子を撮影した写真展が開催されており、来場された方は、熱心に写真に見入っていらっしゃいました。
「まち・人・くらし・やいづワンニャンの会」は、もともと「やいづワンニャンの会」という名称でしたが、動物好きな人たちだけで取り組む活動ではなく焼津に住む人と動物、双方の幸せや理解・共生を考える活動にしたい、と「まち・人・くらし」という言葉を追加されたそうです。
「まち・人・くらし・やいづワンニャンの会」のスタッフのみなさま、暑い盛りの設営や駐車場の整理など、本当にお疲れ様でした!
この日の静岡は34℃を超す暑さでしたが、それでもご参集くださったみなさま方の意識の高さや、主催者スタッフのみなさまの熱意がひしひしと伝わってくる講演会2会場でした。
今後の掛川市・焼津市での動物愛護や福祉の向上の活動や、動物の防災対策に、微力ながらもアナイスが貢献できれば幸いです。
NPO法人 アナイス
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