「エルフォレストペット倶楽部」勉強会(府中市) − 飼い主とペットの防災を考える − 　

2010年6月26日、府中市に建つマンション「エルフォレスト・ビューウィング」でペットを飼育されている居住者で組織した「エルフォレストペット倶楽部」の勉強会に、講師としてお招きいただきました。

当日は、第1部として、府中市役所の防災担当から、府中市の防災計画や実情、これまでに府中市内で発生した災害（豪雨）に関する情報、避難場所、避難方法など、地域の実態に則したアドバイスと、具体的な情報をご説明いただきました。

第2部として、アナイスから、ペットとの避難について、これまでに発生した大規模災害の被災地の現状を例にあげ、飼い主の心構えや備えについてお話させていただきました。
　※この勉強会やペット倶楽部については、誠文堂新光社「愛犬の友」（9月号）でご紹介されています。

ペット倶楽部の担当者様より、勉強会に参加された方へのアンケート結果をご報告いただきましたので、以下に紹介させていただきます。

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＜アンケートコメント＞

・とても有意義だった。夫も連れて行けば良かった。
・大都市での災害はどのような事になるか想像できないが
　自助努力がかなり求められるだろうと改めて思った。
・災害時のペットの事を考えた事がなく、大変勉強になった。
・説明が大変わかりやすく、時に感動しながら聞くことができ、
　時間の長さを全く感じなかった。
・今まで人の防災訓練はあったが、今日のようなお話はとてもためになった。
・池田さんのお話がとても解りやすく、日頃のペットとの生活の在り方を
　考えさせられ参考になった。
・実際に災害現場で活動されている方のお話だったので、大変有意義だった。
・行政がペットのために表立って動けない現状も理解でき、飼い主としての
　責任を強く感じた。
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担当者様からいただいたメッセージです。

「実際に災害が起きた時に考えても間に合わないので、このような機会にお話しが聞けて本当に良かったと思います。
　今後のペット倶楽部の活動についても防災対策を取り入れていこうと思いますが、まずは、当たり前の「ルール・マナーを守る」という事がすべての基本だと実感しています。」

そうなのです。
一番大切なことをご理解いただいていることを、とてもうれしく感じます。

ペットの防災対策は、居住するマンション内（地域）での人と動物の共生を、いかに構築していくか、を検討することからスタートします。

動物を飼っていらっしゃらない方、苦手な方に、どうご理解いただくか。
また、理解いただけるよう、ルールやマナーを守って動物を飼育することの大切さを飼い主さん自身が再度認識いただくことが、ペットの防災対策の第一歩だと考えます。

この勉強会を機会に、同マンションでの人とペットの共生環境が、より良いものに発展していくよう願っています。