平成18年6月9日(金)、足立区にある扇サンハイツにおいて「ペットの安全対策は万全ですか?〜新潟県中越大震災被災地の現状から〜」という内容の講習会(1時間程度)が行なわれた。(主催・ペットマナー向上飼い主の会、後援・足立区足立保健所・足立区獣医師会)
講師に当団体の理事長池田が出向き、前半は新潟での動物達の被災状況や復興に向けての時系列にそった様子などについて映像を用い説明し、後半は万一の発災に備えて、飼い主は日頃からどのようなことを心がけ準備をしておいたらいいのか、どのような意識の持ち方が大切かについて説明した。
熱心にペンを動かす人や、説明にうなずく人など皆さん大きな関心をもって聞いていただけた。
当日はマンション住民のほか、足立区保健所と足立区獣医師会からの4名の参加を得ていた。講習会終了後、保健所の方からは「災害時だけの問題ではなく、日頃からのマナーを大切に」ということ、また獣医師会の先生からは「日頃から地域社会に関わること」「個体識別の重要性」についてのお話しを伺い、あらためて日頃の適正飼養の重要性や近隣住民や社会とのかかわりかたについて考えるきっかけになった。
今回講習会が行なわれたマンションでは、飼い主の会がとてもきちんと運営されており、どの世帯でどのようなペットが飼育されているかなど(水槽の数にいたるまで)についても正確に把握し、マンション内に提示されていた。
また、定期的に飼い主のマナー向上のための講習会も行なわれているとのことで、このような積極的な取り組みが、飼い主だけにとどまらず、ペットを飼っていない人や苦手な人にもペットの飼育を受け入れてもらえる環境作りに一役かっていると感じられた。
近年、ペット飼育ができるマンションが多くなってきたが、飼い主同士のつながりを持つことができる会の運営が、他のマンションでも広まっていけばと願う。
(レポート K・I)
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