「我が家の防災対策N.Iさん宅の場合」
私の住んでいる家は木造一戸建ての住宅です。周りは一戸建てが多く立ち並んだ場所にあり、災害時の避難場所は道路を挟んですぐ反対側に小学校があります。
木造住宅ということなどもあり、特に地震が起きた際のことはいろいろと心配
で、我が家なりに準備をしています。
そのうちのいくつかをご紹介したいと思います。
1.非常用品
玄関を入ってすぐにあるクローゼットの中に非常用品を準備しています。我が家には犬が3匹いるのでもちろん人間用のものだけでなく、犬用の非常用品も準備してあります。
具体的にどんなものが用意してあるかというと、まず人間用としては「医薬品、食料、ガスコンロ、懐中電灯、ラジオ、水など・・・」動物用として「首輪&
リード、フード(小袋)、水、ペットシーツ、うんち袋、水入れ、タオルなど・・・」です。
我が家の犬は処方食を食べているので、常にきれることがないよう必ず大袋を1つ余分に常備しています。
そして、そのクローゼットのわきには荷物をいれるための折りたたみ式カートと、ヘルメットも用意してあります。
クローゼットの扉は前開きの扉なので物が落ちてくる心配があるため、扉のところに鍵をとりつけ開かないようにしてあります。
また扉内側に「防災用品のチェックリスト」を張り、どんなものを用意してあるか、どんなものが足りないかが常に確認できるようになっています。このチェックリストは自分の頭だけで考えると忘れてしまいがちな物もあるのでとても便利だと思います。
2.扉のロック
家具を突っ張り棒で固定したり、滑らないシートを家具の下にはさんだりと思いつくことはだいたいしているのですが、ちょっと「どうしたらいいのかな」と考えたのが食器戸棚の扉でした。家具が倒れないとしても、扉がひらき、中にある大量の陶器類が落ちたらとても危険です。万一、その下に犬がいたら大怪我をしてしまいます。
そこで、扉の上下2箇所に鍵をつけてみました。とても簡単な鍵なのですが、ためしに扉をガチャガチャとしてみましたが一応開かないようです。
絶対に開かない!ということはないかもしれませんが、これがついているということで時間はかせげるのではないかと思っています。時間があれば、その間にそこから離れることができるのでつけておいたほうが安心だと思います。
3.耐震診断
私の住む板橋区では板橋区木造住宅耐震相談部会員の方(建築士)が無料で耐震診断を行ってくれます。申し込みは区の建築指導課建築防災係に連絡するのですが、連絡をすると診断に来てくれる日程を言われます。この診断を受けるには、「在来工法による木造一戸建て住宅対象」「地下室のない家」などいくつかの条件があるようなので診断を希望する方は問い合わせてみるといいと思います。
さて、耐震診断ではどのようなことをするかというと、「地盤、基礎のチェック」「建物の形」「筋かいの有無」「壁の量」「老朽度」をみます。
我が家はどうだったかというと、総合的には「安全」という診断をもらいました。気になる点としては、我が家は窓の量が多く、しかもその窓が比較的一方向に集中している形なので、倒壊はしないが、地震の規模によっては少し傾くかもしれないとのことでした。この窓の多さなどに関しては家でも気になっていた箇所だけに、きちんと診断してもらいよかったです。今回の耐震診断の話を親戚にしたら、さっそく親戚の家でも耐震診断をおこなってもらったようです。
区によって耐震診断の取り組みが違うと思いますので、お住まいの役所に問い合わせて聞いてみるといいと思います。家の中でいくら防災対策をしても、家自体が地震に耐えられないと意味がないのですから。
レポート:K.I
●「アナイスからのアドバイス」
家屋の耐震診断は重要な防災です。
アナイスがいつも提唱している、「まずは人の安全を」。
この為には建物の倒壊や倒れた家具による被害を、最小限にとどめることが重要です。
災害発生時にペットを守ることができるのは、飼い主です。
第一に飼い主が無事に避難すること。そこにペットを同伴する。
そして一緒に避難生活を送る。
そのためには、自宅の耐震診断を受け、安全性や強度を確認し、室内の家具の固定するなど、予め備えておくことが大切なのです。
アナイスではあなたの家の防災対策を募集しております。
掲載希望の方はメールにて
shimada@animal-navi.com宛てに
件名「我が家の防災対策掲載希望」と記載の上ご投稿下さい。
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