| ||||||||
東日本大震災から3年 |
東日本大震災から3年、仮設住宅や避難先で3度目の春を迎える皆様にお見舞い申し上げますとともに、一日も早く落ち着いた生活を送られることができるよう、心から祈念しております。 これまでアナイスでは、折々に被災地を訪れ、その状況を調査させていただいてきました。 時間を経て振り返ることで、何ができ、何ができなかったのか、何が必要だったのかを見直すことができるからです。 そして私たちが得た情報を、できる限り広く社会にお伝えすることで、災害による被害を少しでも減らせるよう 「備えること」の重要性をお伝えしたいと考えています。 しかし、今改めて被災地の様子を撮影した多くの画像を見直しながら、自分が本当に伝えたいことは「心」なのかもしれない、と感じます。 亡くなったご家族や行方不明の友を思う時の心の痛み、故郷に戻れない辛さ、そして失ったペットを思う切なさに出会う一方、家族を守るため、その苦しみを乗り越えて生きていく人の心の強さや、見ず知らずの人同士が助け合う気持ち、見失ったペットとようやく再会できた時の喜びに出会います。
世界中から被災地に寄せられる暖かい支援は、被災された方々のためだけでなく、救援活動に従事する人の心の支えにもなります。 傷ついた心を、優しい心が少しずつ癒していき、疲れた心を、思い遣りの心が元気づけます。 人と動物の防災を考えるアナイスでは、これからも、人の心に寄り添う活動を続けていきたいと心から思っております。 アナイス代表 平井 潤子
|