「動物とともに避難する」NPO法人アナイス

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防災II(2002/09/23)

2002/09/23公開コラム

防災II

とても運が良いことに、神戸の行政官にお会いし阪神淡路大震災の発災時の様子をお伺いすることができました。
防災に関する考え方を根底から見直す機会になったと思います。

動物の避難準備と言えば「3日分の食料やいつも使っている食器やケージを準備して‥」というお定まりのコメントがあります。
これまで、自分のシミュレーションの中で「そうは言っても本当に長期避難が必要になる程の災害発生時に、人と動物が無事に避難した上に、人用の非常持ち出し品に加えて、動物の為の避難グッズまで持って出られるのかなぁ?」という疑問がいつもありました。
非常用品の持ち出しは不可能な場合が多いのではないか?
それどころか人が逃げるのに精一杯で動物にまで手がまわらないこともあるのではないだろうか?etc etc
そして今回の取材で久しぶりに阪神淡路大震災の生々しいお話を伺えば、とっさに身一つで家から飛び出し、自分の子や夫や妻や親を倒壊した家屋の下に残してしまうというとても悲惨な状況が起こりうることを再確認。
「そんな大規模災害を相手にどんな防災準備をしておけばいいのだろう?」と一瞬お手上げの気分になってしまいました。

ですが、どんな災害が起こるとしても、事前に考え心の準備をしておくことは大切だと最発奮。
今週からは集合住宅での避難訓練マニュアルの作成に入ります。
サイト内の項目は様々な条件下で設定してありますが、災害別の中にレベル別という項目があってもいいのかな?と、ただでさえ多い条件別項目がまた一つ増えそうな予感もしています。(苦笑)